(元)取締役道下剣志郎と清田英輝の特別背任の刑事告訴受理のお知らせ
株式会社JUSTICEYEは、 当社元代表取締役の道下剣志郎氏、 および元取締役の清田英輝氏の両名について、 特別背任罪 (会社法第960条) および詐欺罪の容疑で捜査機関に刑事告訴状を提出し、 これが正式に受理されましたことをお知らせいたします。
本件につきまして、 株主様、 お客様、 お取引先の皆様をはじめ、 関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、 深くお詫び申し上げます。
記
1. 刑事告訴に至る経緯
当社が実施した社内調査において、 元代表取締役の道下氏と元取締役の清田氏が関与した、 当社に損害を与える複数の不正行為の疑いが発覚いたしました。 当社が両名に事実確認を求めたところ、 不正の事実を認めなかったため、 全容解明と厳正な対応が必要であると判断いたしました。 取締役および株主総会での決議・要請に基づき、 刑事告訴に踏み切った次第です。
2. 告訴事実の概要被告訴人両名による主な不正行為の概要は、 以下の通りです。
(1) 特別背任および売上偽装 (粉飾決算) の疑い
清田氏は、 自身が実質的に経営する代理店を通じ、 当社製品約1.2万台分のインセンティブ費用 (総額約2億円) を当社に請求しました。 しかしながら、 その大半はエンドユーザーに販売されておらず、 売上を偽装したいわゆる 「寝かせ販売」 の状態であり、 インセンティブの支払い条件を満たしておりませんでした。
道下氏は、 代表取締役としてこの取引を承認し、 本来支払い義務のない請求に対して約6,000万円を支払わせ、 当社に財産上の損害を与えました。
(2) 詐欺 (出荷偽装) の疑い
上記インセンティブ請求 (約1.2万台分) のうち、 少なくとも5,000台は出荷すらされておらず、 当社の倉庫に保管されたままであることが判明しました。 これは実態のない取引を装い、 不正に金員を詐取しようとしたものと考えております。
3. 当社の対応
当社は、 捜査機関による今後の捜査に全面的に協力し、 事件の全容解明に努めてまいります。 また、 本件不正行為によって当社が被った損害については、 両名に対し、 民事訴訟を含めた法的措置を通じて、 損害賠償を請求していく方針です。
4. 再発防止策
当社は、 今回の事態を厳粛に受け止め、 二度とこのような不正行為が発生しないよう、 以下の再発防止策を徹底いたします。 * 全役員・従業員に対するコンプライアンス研修の再徹底
内部監査体制および取引先管理体制の強化
取締役会の監督機能の強化と内部通報制度の実効性向上5. 最後に
改めまして、 株主様、 お客様、 お取引先の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを、 心より深くお詫び申し上げます。 当社は役職員一丸となって信頼回復に全力を尽くしてまいる所存でございますので、 引き続きのご支援を賜りますよう、 何卒お願い申し上げます。
以上